2009.06.19

めづめづ京都 小栗左多里 トニー・ラズロ

めづめづ京都 小栗左多里 トニー・ラズロ
 ダーリンは外国人以来、楽しく読んでいる。これはマンガでなく、
マンガ付きのエッセイ。この人、「体験」するのが好きらしくて、
他にも書いてるはずだ。茶道華道とか雅楽とか物作りとか。
トニー・ラズロさんはなんだか、おもしろそうな人物で、知り合いでも
楽しいかも知れない。

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2009.06.18

あれも嫌いこれも好き 佐野洋子

あれも嫌いこれも好き  佐野洋子
これは、著者59歳の頃のエッセイ。これもおもしろい。割と軽い。

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2009.06.03

シズコさん 佐野洋子

シズコさん 佐野洋子
 これもとても面白かった。
 佐野洋子のエッセー。シズコさんは実の母のことで、母と自分の
老いていく生活、そのなかで自分の生い立ちからの母との関係を
中心に書いてある。

 思い出とか、肉親のことなどは、こういう風に、何度も何度もくり返し、
脈絡なくぐるぐる、ぐずぐず、螺旋のように胸の内に去来するのだ。

 だれかが、作家というのは特別(な生活や精神)なのだ、
すごいよねえ、みたいに言っていたが、そうじゃないと思う。
だれでも胸の内に持っていることなのだ。特別なのはそれを
こうやって表現できると言うことなのだ。それはすごいと思う。

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2009.05.26

「 約束された場所で under ground 2

「 約束された場所で under ground 2 」村上春樹
 村上春樹をなにか、と思って、読んだのは「アンダーグラウンド」の
続編、(元)オウム信者の方のインタビュー本だ。昔読んだ
「アンダーグラウンド」を思い出した。

 やはり、村上春樹の感覚は常識人なのかな、じつはあまり「感じ」ない。
対談している河合隼雄のほうもじつは「感じ」ないもので、
全然感じないのだが、でも、なるほどと思えること、感心したことは
たくさんある。インタビュー部分もおなじで、そういう質問の
しかたするかなあ、おれだったらそういう風には絶対聞かない、
と思うところばかりなのだが、でもなるほど感心する部分も
たくさんあった。まじめな、いい本だと思う。さらに村上春樹を
読むかどうかは、微妙。

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2009.05.24

野村克也の本

野村克也の本
 毎日の書評欄の一部に「この人・この3冊」と言うコーナーがあって、
今回は野村克也だ。あまり興味がなかったのだが、岡崎満義の紹介文を
読んでみるとおもしろそうだ、読んでみようかな、と思うのだから、
すぐれた紹介だ。それにしても、「女房はドーベルマン」って
すごいなあ。(^_^;

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2009.05.16

村上春樹「やがて哀しき外国語」

村上春樹「やがて哀しき外国語」
 村上春樹は、地下鉄サリン事件のインタヴューをまとめた
「アンダーグラウンド」しか読んでない。とてもおもしろかった
(というのは語弊があるが、感銘を受けたと言うべきか)。
 これは古いエッセイで、図書館でなにか軽い物をと思って借りた。
これも(確かに古い感じはするが)とてもおもしろかった。
 著者の過ごしたプリンストンのいかにもアメリカの田舎っぽい
ところ、「大学村スノビズムの興亡」にある、「姿勢としてコレクト」の
話、フェニズムとことや、それに限らずアメリカはなにか主義主張が
確立してしまうと理想主義的、排他的になる、なんて話はとても
おもしろかった。
 村上春樹はごく普通の感覚を持っているらしい。とても鋭い、とは
思えないのだけれど、悪くない。他の物も読んでみようか。

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2009.04.05

「死体は語る」上野正彦

「死体は語る」上野正彦
「死体は語る」上野正彦 時事通信社 処女作らしい。この後たくさん
書いている。「これまでに解剖5000体以上、検死15000体以上の死体を
見てきた死体の専門家。」だそうだ。
 読んだような気がしていただけで、初めて読んだらしい。
おもしろかった。前に読んだことあるのは西丸 與一
『法医学教室との別れ』かもしれない。

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2009.03.19

「隠居の日向ぼっこ」杉浦日向子

「隠居の日向ぼっこ」杉浦日向子
 杉浦日向子のエッセー。得意?の江戸の頃のいろいろな言葉を拾い出して、
短くつづったもの。今だったら、こんなブログになるのだろうか?
おもしろく、あっという間に読んだ。子供の頃のことをいろいろ
思い出した。マンガを読み返したくなった。

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2009.03.09

「審判」ディック・フランシス

「審判」ディック・フランシス
 ディック・フランシスの新作「審判」をうれしく読んだ。息子との
共作の2作目だ。ディック・フランシス自身はもう88歳らしい。
すごいなあ。この先も読めるだろうか?
 微妙に作風が変わっていっているように思うが、それで
良いじゃないか。「ピアノの音色は最低音と最高音ではずいぶん
違うが、隣り合った二つの音はどこでもよく似ていて、自然に
つながっている。フルートも同じだ」というのはアルテ(アルテス?)
だったかな。全然関係ないか、、、一つ一つがつじつまが合っていて、
楽しく読めればよい。
 いつものように、肉体的、精神的な困難を乗り越えて、この作品は
犯罪の真相を突き止める。法廷でのやりとりが大きな部分を占めていて、
主人公の名前は「メイスン」なのだ。そういえば、ずいぶん昔、
ペリイメイスンのシリーズもいくらか読んだなあ。

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2009.03.03

「金融権力

「金融権力<br />
 -グローバル経済とリスク・ビジネス」本山美彦
「金融権力-グローバル経済とリスク・ビジネス」本山美彦 
   岩波新書 赤1123 

 非常に面白く読んだ。われわれシロートあるいは「市民」が読むべき
経済の入門書はこれだよ。
 金融、というのは「金を融通する」と言う意味だったのに、今や、
構造的権力として、猛威を奮っている、と言う。「金融革命」を解剖し、
サブプライム問題で露呈したリスク・ビジネスの行き詰まりを
明らかにする」のがこの本だ。成功していると思う。
 
 それにしてもヤフーで検索すると「本山義彦は日本共産党の
御用学者である」とするサイトがトップに出てくるのは、一体
どういうつもりなんだろう?あきれた話だ。少なくともこの本で
書いてある基調は、グローバル化、自由化というのはマネーゲームで
儲かる自由に過ぎず、物を作って儲かる世の中のほうが健康だ、
と言うことだけだ。それを共産主義というなら、そういうやつは
右翼のゴロツキだな。


 以下は、要約でも引用でもなく、読みながら書いたメモ
 

 「レーティングエージェンシー」=「格付け会社」 アメリカ証券取引委員会(SEC)が
お墨付きを与えた格付け会社がNRSRO 
 NRSROの認可も、NRSROの行う「格付け」も明確な基準がない 企業は
NRSROに格付けしてもらうときに「手数料」を払う。
 経済のグローバル化の犠牲が日本長期信用銀行や山一証券
 鉄鋼や重機械など基幹産業は顧客が専門家なのであまり高く売れず
儲からない。基幹産業だからとそれを支える長期信用融資機関が
長期債を引き受けていた。
 日本では今でも株式投資より預金する。そんなに引き出さないので、
集まれば長期安定資金
 BIS(国際決済銀行)が唱えた自己資本比率目標、、、「預金は銀行の
短期債務だから、長期貸し付けするのは危険だ。」
 銀行が預金を集めると自己資本比率が下がってしまう
 マスコミが、自己資本比率が小さいと騒ぎ立てて、(預金を移動されて
しまい)銀行の破綻が相次いだ。
 おびえた庶民は郵便貯金に移動。バカども(いわゆる識者and/or小泉)が
騒いで、郵政民営化
 預金者→銀行→企業という間接金融に対して
 株主→企業 という直接金融はむしろ短期資金である(よほど危険)
 だから、起こるべきして起こったサブプライムローン問題

 以上プロローグからのメモ
 
 
「世の中の偏在する資金を、それを必要とするところにまわして
あげて、富の生産に役立てるのが金融の本来的な姿」
「生産力の衰えたアメリカが、その立て直しに努力するよりも、他国の
民が汗して生み出した富を、金融という手段で自国に環流させようと
しているのではないだろうか。そのためにアメリカはノーベル賞級の
頭脳を動員して、自らの金融システムを世界標準にしていったのでは
ないだろうか。その典型がデリバディブの市場ではなかったか」

以上「マネー革命丸1」相田・宮本 NHK からの孫引き


 サブプライムローンの深刻化は、長期の金融であるべき住宅ローンが
短期資金に依存したからだ。
 ローン債権を担保に銀行から1年未満の資金を借り入れて、それを
住宅ローンとして貸し付ける。その債権を担保としてさらに、、、
アメリカのある民間住宅ローン会社は、手持ち現金11億ドルに対して、
1年以内に返済しなければならない負債が、約600億ドルもあった。
(上記、銀行の自己資本比率の話はいったい何だったんだ?(俺))

 粉飾決算は今も昔もあったが、
 昔の粉飾決算は、利益がないように粉飾して、脱税した。
 今の粉飾は、利益が出たように装って、膨大な役員報酬を得るためだ。

 ESOP:従業員持株制度
「古来からある株という日本語は、売買して金を儲けるものではなく、
事業に参加する証である」

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2009.02.17

「寄席育ち」六代目三遊亭圓生

「寄せ育ち」六代目三遊亭圓生
 前から気になっていて、やっと読めて、気が晴れた。
 志ん生を野武士に、自分を「道場の剣客」にたとえたあたりは
有名だが、そのほかの芸談もとてもおもしろいし、生い立ちからの部分
も飽きさせず読ませるものがある。

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2009.02.09

「千年前の人類を襲った大温暖化」ブライアン・フェイガン

「千年前の人類を襲った大温暖化」ブライアン・フェイガン
 おもしろそうだと思って読んだが、まあまあ。
 書いてあることはなるほどと思わせる。

 紀元800年〜1,300年ごろに中世温暖期と呼ばれる温暖な時代があった
なんてのは、寡聞にして知らなかった。温暖化して問題なのは、今、
さかんにマスコミが書き立てているようなものとはだいぶ違う、と
言うことを、歴史をきちんと記述することで主張している。たしかに、
地球全体が一様に温暖化するわけでもないだろうし、海面が上昇して
都市が沈む、なんてのではなく、あちこちまだらに?干ばつが襲うだろう、
というのは、言われてみればもっともだ。
 全てをきちんと記述する、と言う姿勢で書かれていて、データに
裏付けられたものだろうけれど、データは書いてなくて、そうなの?
へえ、とは思うけれど、なんというか冗漫に感じられる。
 そういう意味で、ジャレド・ダイアモンドの「文明崩壊」
「銃・病原菌・鉄」と、よく似た印象だ。あっちの方がまだ
おもしろかった気がする。

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2009.01.08

カムイ伝講義 田中優子

カムイ伝講義 田中優子
 白土三平の「カムイ伝」を読み解き、時代背景、身分制度をはじめとする
社会制度や、技術、自然のことなどを解説したもの。法政大学での授業の
内容だそうで、そういう授業ならおもしろそうだなあ。カムイ伝の一部を
欄外にずいぶんキチンと引用というか印刷してあって、わかりやすいし、
誠実な作り方の本だと思う。なかなかおもしろかった。

 「ゼミの成果」なんて書いてあるんだけれど、そうなのかねえ?この
内容って一般教養でこういう内容の授業なら、おもしろいと思うんだ
けれど、ゼミでやるような内容なんだろうか?たとえば、堰(セキ)の
ことが書いてあるんだけれど、もう少しつっこんで、実際に江戸時代の
文献に当たり、あるいは現代の土木工事のことを勉強し、実証的な
論文にでもする、というのが大学のゼミじゃないの?僕が理系の大学で
研究室に配属?されて、研究のすそのすそに関わっていたから、思うだけ
なのだろうか?

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2009.01.04

「役に立たない日々」佐野洋子

「役に立たない日々」佐野洋子
 正月早々、「役に立たない日々」ってのもないもんだが、まあいいか。
 「百万回生きたねこ」の佐野洋子が書いたエッセイ。いやー、いいなあ。
僕は「百万回生きたねこ」はあざとさ?わざとらしさ?が鼻について、
嫌いなんだけれど、このエッセイはいいなあ。こういうばあさんと
つきあいたいとは思わないけれど、(身内、肉親だったらもっとたまらん)
こういう年寄りになりたい。
 この年代、この歳のひとがこういう風に自由にと言うか、かってにと
言うか、生きるにはずいぶんすごいことだと思う。ガンを告知されても、
こうやって平然と生き、死ねたら(まだです、すみません)いいなあ。
 そういえば、同僚だったか、「おもしろいけど、作家なんてのは
普通じゃないんだよ」みたいなことを言っていたような気がする。
おもしろくて、元気が出たような気がするが、常識人にとっては、
むしろ読むのにエネルギーがいるのだろうか?

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2008.12.30

坂本龍一「音楽の学校」からJ.S.Bach

坂本龍一「音楽の学校」からJ.S.Bach
 帯のコピーを見るとちょっと魅力的だ。同僚が、読む?と聞くので、
うれしく借りた。がっかりした。つまらない。でもしょうがないか。
コンセプトから言うと、まあまあかも知れん。音楽初心者にバッハを
紹介するには、まあまあの選択かも知れないし。
 CDがついていて、初心者に紹介するような選曲と演奏。本の中身は
メインは対談で、バッハがいかにすばらしいか、と言うこと。たしかに
初心者向けにはまあまあの選曲で、だいたい知っているものだった。
 2巻がジャズらしいので、2巻の方が期待が持てるかも知れない。

 それにしても、バッハのすばらしさとして語られるのは、その普遍性、
編曲されてもジャズになっても変わらない価値、みたいなことなのだが、
あまりにみんながそんなことを言うので、ほんとにそうなの?と思って
しまう。確かにそれはすごいことだし、すばらしいことかも知れないが、
バッハのすばらしさはそんな風にまとめられるような物ではないし、
「ちょっとでも変えたら台無し」でもすばらしいものもたくさんあると思う。
 多くの、歌以外にはだめな曲、ピアノでは全然魅力のないチェンバロの
曲、たとえばマレのヴィオール曲、たとえばジュズアルド、、、、何かを
変えたり、編曲したら魅力が生きてこない曲も、だからといってその価値、
魅力はすこしも損なわれないし、むしろいっそう魅力的だとも思う。
 逆に言えば、そういうも微妙な物(たとえば特定の楽器の持つ
ニュアンス?)は捨ててしまって、おおざっぱ(と言ったら語弊があるが、)
に作ってあるから、バッハの曲はみんなに受けるんじゃない?なんて
思ってもしまう。
 乱暴だろうか?


 

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2008.12.12

「沖縄 誰にも書かれたくなかった戦後史」佐野真一

「沖縄 誰にも書かれたくなかった戦後史」佐野真一
 まったく正直に言って、あまりおもしろくなかった。実は全部は
読んでない。途中で、なんでおもしろくないんだろうと考え込んで
しまって、結局放り出した。面白そうな感じなんだがなあ。ま、怪しい
政治家のはなしとか、やくざの誰それがどうした、なんてのに、興味が
ないのだろうなあ。軍用地主の話は、なるほどおもしろいと思ったが、
よく考えると、巨大な土地持ちはあちこちにいるのだろうし、そういうのの
範疇から少しも外れてないような気がする。
 とても厚い(7cmくらいあるかな)のだが、紙が悪いというか
厚いんだよ。600ページ台だったら、ふつうこの半分くらいの厚さ
なんじゃないか。この、紙の選択、装丁はもしかしたら、この本の本質を
象徴しているのだと思う。

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2008.11.19

学はあってもバカはバカ 川村 二郎

学はあってもバカはバカ 川村 二郎
「学はあってもバカはバカ」 川村 二郎  かまくら春秋社 2004

 実にくだらない本だ。本の題名もそうだが、あたりまえのことか、
それは違うんじゃない?、というようなことしか書いてない。だが、
アマゾンのレビューには感心した。みんな、くだらなさを
分かっているようだ。「ご自分のことでは?」なんてのもあり、
まったくそのとおり、と読んだ。しかもこいつ、偉そうなんだから、
救いようがない。

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2008.11.18

書評 デフレのこと

書評 デフレのこと
「虚構のインフレ」上野泰也

 もう1週間前の書評だけれど、感心した。本を読もうと思うわけでは
ないので、申し訳ないようだが、ともかく感心した。以下、自分のための
メモだが。

 (本のほうの)著者は、原油は下がるだろうと予想していた。なぜなら
原油が足りないわけではないから。

 消費者物価指数には3つあり、すべてを含んだ総合指数、天候要因に
左右される生鮮食品を除いたコア指数、食料・エネルギーを除いている
欧米に倣ったコア指数があるそうだ。へー、なるほど。今年になって
総合指数は1〜2%上がっているが、コア指数はほぼ全く上がってない。
インフレはマスコミがそう書けば受けるだろうと、あおっているだけだ。
 これからの日本は基本的にデフレのはず。なぜなら、人口が減少、
需要が減少するから。

 原油のほうは実感している。僕が昨日入れたガソリンは118円/Lだよ!
一時150円ほどだったのに。全く安くなったもんだ。どうしてニュースで
大きく報道しないのだろう?あたりまえだから?
 デフレのほうもシロートにもわかる理屈だ。そう、何事にももっと
シロートの感覚が必要なのだよ。
 デフレが続くのを覚悟して生活設計しろ見たいなことが書いてあるが、
これはそもそも根本的に違うのではないか。
 デフレと言うのは物の値段が下がることだ。持ってる金の価値が
高くなると言うことだ。ありがたいことじゃないか。借金(ローン)を
抱えている場合は金がなくて、物の値段が下がる?。でも持っている物の
(たとえば家の)価値を金で計ってもしかたがない。物の価値は持ち主が
評価するものだろう。
 金利が下がると、TVに「老後のことを考えると困る」みたいなことを
言うやつが必ず写る。馬鹿じゃなかろうか。預金の利率が3%もある時って
いうのは5%くらいのインフレのときじゃないのか。そしてそのときは
ローンは7%くらいなんじゃない?そうでなければ、銀行屋が儲かるはずがない。

 ともかく、ここ30年?くらい、物の値段がそれほど上がってなくて、
とても暮らしやすい世の中だとありがたく感じている。

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2008.11.09

「トキワ荘実録」丸山昭

「トキワ荘実録」丸山昭
 手塚治虫世代には説明いらずの書名。僕自身は手塚治虫にハマったわけ
ではなく、もう少し後の世代の漫画に親しんだのだが、ともかく、こういう
内輪話みたいなのはとてもおもしろい。

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2008.10.18

「ラッシュライフ」伊坂幸太郎

「ラッシュライフ」伊坂幸太郎
「ラッシュライフ」伊坂幸太郎 読了 これっておもしろいのかねえ?
なんの解決もなく、結論もなく、たとえば、「好きな日本語」の話が
バラバラの視点をつなげている、なんて解説に書いてあるが、そうかねえ?
たとえば、傲慢な男が、全く不幸な男を思い通りにできなかったり、
その不幸な男がたまたま幸運(なのかね?)を拾ったりするのに何ら意味が
あるのかね?それを読者が読んで痛快に思う、とでも思って書いているの
だろうか?読んでいて楽しくなかった。
 前にオーデュボンの祈りのとき、「桜」の描き方が不快だと書いたが、
著者の考え方が不快なんだ。(あくまで僕個人の感じ方だ、失礼)

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2008.10.05

ジャック・ロンドン 「火を熾す」

ジャック・ロンドン 「火を熾す」
 ジャック・ロンドンの「火を熾す」は、高校のときの英語の先生が
自分で翻訳した、まだ誰も訳してないはずだ、と言って朗読してくれた。
とても印象的な傑作で、確かぼくはロンドンの動物小説はいくつか
読んでいたあとで、たしかに同じ作家の書くかもしれないような、自然の
厳しさをうまく書いてるなあと思った記憶がある。今思えば、
こういうのをハードボイルドと言うのだ。

 ハードボイルドのことは、大学に入って英語の授業で教えてもらった。
教材は(もちろん)ヘミングウェイの「殺人者(The Killers )」だった。
授業は最初の一文の「The door opened.」だけで1時間くらい
かかったはずだ。英語の発想では「The door was opened.」と受身に
なるはずで、この一文がいかに異常で、客観だけを書こうとしているか、
つまりハードボイルドか、と言う話だった。少なくとも僕にとっては
面白かった。

 そういえば、ブラッドベリにこの「火を熾す」と良く似た短編が
あるはずだ。極寒をSFの中のどこだかの星の長雨だったか、酷暑だったかに
変えただけのもので、それはそれでよく書けていると思うのだが、
ジャック・ロンドンの後では「なんだよ、ぱくりじゃん」と思ったことだ。

 今朝の毎日新聞の書評にジャック・ロンドンの「火を熾す」が載っていて、
なんだか昔のことを思い出してしまった。

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2008.09.09

「中国の思う壺」 小田空

「中国の思う壺」 小田空
「中国の思う壺」 小田空 旅行人

 これは、漫画ではなく、エッセイ。中国への留学、日本語教師としての
滞在のことなどを書いている。「中国いかがですか?」「中国の骨は一本
少ない」は、漫画だが、そっちも一緒に読むとより楽しいかもしれない。
中国というか、「中国人」にだろうか、にたいする著者の愛は深い。

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2008.09.03

「銃・病原菌・鉄」ジャレド・ダイアモンド 

「銃・病原菌・鉄」ジャレド・ダイアモンド 
「銃・病原菌・鉄」上下 ジャレド・ダイアモンド 草思社

 実は一昨日アップした「文明崩壊」は4月に読み終わったものだった。
それから、こんどは、この「銃・病原菌・鉄」を読み終えるのに、4ヶ月
かかってる。

 なぜ地球ははヨーロッパ人が席巻してしまったかと言う視点から歴史を
見ようと言う書。歴史科学と言う考え方。
 ユーラシア大陸がたまたま栽培しやすい植物や家畜化しやすい動物が
いて、横に長い(同じ気候の土地が広いから植物、家畜が伝播
しやすい)から、と言う結論。また、病原菌も広がりやすく、逆に
耐性のないアメリカ先住民族がたくさん死んだという話。すべてを
事細かに記述するもんだから、長い。データを細かくあげるのではなく、
細かく記述してあるので、精密な議論という風に思えず、やはり、長いと
思ってしまう。でもおもしろかったけれどね。
 

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2008.09.01

「文明崩壊」ジャレド・ダイアモンド

「文明崩壊」ジャレド・ダイアモンド
ジャレド・ダイアモンド 楡井浩一訳「文明崩壊」 草思社

仕事の合間に少しずつ読んだので、何ヶ月もかかってしまった。
「文明崩壊」とその主たる原因である環境問題を主軸にした評論。
不勉強でイースター島のこと(あのモアイ像のことや、文明の滅んだ原因の
ことやら、もろもろ)は全然知らなかった。他にもいろいろ
知らなかったことが多いし、切り口が面白くて退屈せずに読めた。
著者は現代文明の崩壊というか、現代の環境問題についても比較的
楽観的に見ているようだが、そうかなあ、まあ言うことはわかるが、
今のアメリカ、日本のことを見ている絶望的な気分になる。

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2008.08.28

世界の中国人ジョーク集

世界の中国人ジョーク集
ジョーク集としては、あんまり面白くない。さもありなんか、なるほどねえという感じ。本としては、まあまあかなあ、知らないこともあったし。

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2008.08.24

「邪魔」 奥田英朗

「邪魔」 奥田英朗
 旅行の暇つぶしには軽いもの、と思って奥田英朗を持って行ったのだが、
軽くなかった。最後の方は次が気になってどんどん読んでしまった。
 いつもの、たががはずれたようにめちゃくちゃになってしまうところが
あって、奥田英朗だなあ、と思ったけれど、それ以外はおもしろおかしい
ところはない。つまらないという意味ではない、読者を引き込む力がある。
 九野が早苗に重ね合わせて感じるようなところも含めて、あれだけ丹念に
書いたんだ、恭子のことはもう少し責任を持って書いてほしいなあ、と
思ってしまった。

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2008.08.22

「ほんとうの環境問題」池田清彦 養老孟司

「ほんとうの環境問題」池田清彦 養老孟司
 おもしろくあっという間に読めた。
 でも、この本の中にくり返し出てくるように、必要なのはデータだという
気はする。
 3℃や5℃気温が上がっても困らない、とか、虫屋にとっては温度が上がると
うれしいとか、いい加減な主張はともかく、ほんとうに地球は温暖化
してるかどうかわからない、とか、二酸化炭素が主原因かどうかは
わからない、とか、そこらへんになってくると、たしかに精密な検証は
必要だと思う。だが、この本にはそれこそ全然データがない。データを
元に主張しているわけでなくて、「地球温暖化の原因は二酸化炭素」には
データ(あるいは根拠)がない、と騒いでるだけではある。
 はっきり言って、データなしにあまり説得力のない主張が
繰り広げられているが、そうだろうなあ、という部分もたくさんある。
 たしかに、バイオ燃料に力を入れるアメリカの偽善と身勝手さに
ついては、もっと政治やマスコミが主張すべきだと思う。日本はすでに
省エネの優等生なのだから、これからCO2を減らすのはアメリカや中国だ、
というも。

「身の回りの環境問題」の部分(ペットボトルのリサイクルはムダ、
など)はデータがないので本当にそうなのか、判断できない。個人的には
ケチが一番、と思う。ペットボトルや缶コーヒーはもったいないから
できるだけ買わない。高いんだもん。スポーツドリンクも粉を
買ってる(安い)。

 そうそう、アコースティック楽器の演奏は実にエコだ。チェロを
弾いても、笛を吹いても、まったく地球温暖化に寄与しないぞ。

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2008.08.14

「オーデュボンの祈り」伊坂幸太郎

「オーデュボンの祈り」伊坂幸太郎
 面白く読めたが、、、

 なんだか訳のわからない設定の小説。(これってミステリなの?)。

 どこかに高橋留美子に似ているようなことが書いてあったけれど、
むしろルイスキャロル的な設定と思う。全然違うのは、その
わけのわからない設定を、1冊かかって説明(あるいは「解釈」)
しようとするようなところがあって、それがうまくいけばつじつまが合う、
と言うか、あるひとつの世界観を構築している、と言われると思うのだが、
まあ、成功しているのかなあ?細かいところがたくさん、気に入らないと
言うか、僕と気が合わないところがあって、どっぷり浸かれないと感じて
しまった。150年隔絶していたらここはもっと違うんじゃないかなあ、
とか、こいつは(あるいは、この時代だったら)こういう言葉遣いは
しないと思うと言うようなところだ。ただ、それも全体を破綻させている
わけではなく、ともかく1冊面白く読めた。

 桜が、というか、ああいう人物をえがく感覚というか、考え方が嫌いだ。
なんというか、衆愚(愚衆というべきか)が考える「英雄」ではないか。
理屈無く、正しいような感じのことを断固とした姿勢で強権を持って実行する。
まるで小泉かヒットラーのようではないか。とんちんかんな非難?。いや、
これだけは断固としてそうだと思うよ。

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2008.08.04

「徳川慶喜家の子ども部屋」 榊原喜佐子

「徳川慶喜家の子ども部屋」 榊原喜佐子
 最後の将軍徳川慶喜の孫娘が、ずっと書いていたという日記を元に、華族階級(慶喜は、公爵に叙せられたとのこと)の暮らしぶりを回想したもの。NHKで「篤姫」やってるし、当時のことに興味があればおもしろいかもしれない。

 なにしろ、暇つぶしだと思って、電車に乗る用事があるときに車内で読むだけだったので、読み終えるのに何ヶ月もかかってしまった。

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2008.07.08

「パチリの人」 伊藤礼

「パチリの人」 伊藤礼
「パチリの人」も読んだ。こちらは「こぐこぐ自転車」より前のものだが、
おもしろい。僕自身が碁を打つからだろう、とてもおもしろく読めた。

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2008.07.02

「こぐこぐ自転車」伊藤礼

「こぐこぐ自転車」伊藤礼
元同僚のKさんに、なんか面白い本ない?と聞いたら、紹介してくれた。「いや、おもしれーんだよ」と言っていたのだが、なんと言うか、フラがあるというか、とぼけた?ところがとても良い。「パチリの人」も読もう。

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2008.06.14

ディックフランシス 「祝宴」

ディックフランシス 「祝宴」
 昨日の夕方から今まで、実に幸せだった。ディックフランシスの最新作
「祝宴」を読んでいたのだ。これは息子との共著とのことだが、僕は
違和感はなかった。いつものディックフランシスだ。
 確かにもっとストイックで内省的じゃなくちゃ、という声も
わからないでもない。事件は爆弾テロをはじめ、派手だけれど、もっと
精神的な恐怖と冒険がフランシスだ、というのもわかる。
 でも、十分楽しめた。次の作品も書かれつつあるのかな?そうなら、
なおさらうれしい。

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2008.06.12

奇妙でセクシーな海の生きものたち ユージン・カプラン

奇妙でセクシーな海の生きものたち  ユージン・カプラン
図書館で見掛けて面白そうだと思って借りた。題名通りの内容だが、思ったほど面白くない。きれいなイラストだが、写真にしてうまく配置したら、ずいぶん違うんじゃないかなあ。

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2008.04.23

奥田英朗 「ウランバーナの森」

奥田英朗 「ウランバーナの森」
 軽いものが読みたいときに、奥田英朗はいいなあと思って、今度は
デビュー作を読んだ。
 ジョンレノンをモデルにしたフィクション。なにもしないでいた時期に
ジョンレノンに何があったのか、こうかもしれない、こんなこと
あったかも、と作家が想像を膨らませていったのがそのまま文字に
なったような印象。でも奥田英朗らしいおおざっぱさを感じてしまう。
ま、僕の感覚とは、ずれている、というだけかもしれない。たしかに
そんなことがあったとしてもいいけれど、細かい感じ方、言い回しなど、
そうじゃないんじゃない、と思ってしまう。ジョン、日本人じゃないし、
みたいなニュアンスの違い。
 ユーモアもあるし、みたいな書評もあるようが、おどけて書いている
部分があるだけで、こういうの、ユーモアって言うのかね?
 だから面白くなかった。でもまた別のを読んでみよう。

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2008.03.01

奥田英朗「サウスバウンド」

奥田英朗「サウスバウンド」
 奥田英朗はいい。なんかこう、ハチャメチャと言うか、めちゃくちゃな
所があって、すべてを相対化してくれると言うか、ま、どうでも
いいじゃないか、絶対と言ったって、いやいやそう思わなければ
そうでもないんじゃない?という気分にしてくれて、それがカタルシスを
与えてくれるんじゃないかな。

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2008.02.19

名局細解07

名局細解07
今年は本屋で見つけるのが早かった。
 ネット碁は今年に入って9勝10敗。

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2008.01.25

「ウィスパーズ」クーンツ

「ウィスパーズ」クーンツ
 クーンツの「ウィスパーズ」を読んだ。
 モダンホラー、という感じは全然しない。まあ面白かったけれど、
最後のほう、謎は予想通りと言うかうーん。
 だれだっけ、の「警察署長」とアーサー・ヘイリーの「殺人捜査官」を
あわせたみたい、と書くとネタバレだろうか?

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2008.01.22

「病とフットボール」高原直泰

「病とフットボール」高原直泰
 病とはエコノミー症候群のこと。高原は2回発症したらしい。高原談、
誰だかが記述、だと思うのだけれど、そうだとしたらそう書いて
ほしいなあ。読みやすく、知らなかったこともいろいろ書いてあって
面白かった。あっという間に読んでしまった。

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2007.12.20

生物と無生物のあいだ

生物と無生物のあいだ
福岡伸一 講談社新書
ベストセラーらしい。読みやすく、面白かった。特にGP2の風船のたとえは、知らなかったのでなるほどと納得した。ノックアウトマウスは生まれて来ること自体がなぞだよね。

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2007.09.30

名局細解'06

名局細解'06
やっと見つけて購入。最近あまりネット碁を打ってない。

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2007.09.24

カレ「寒い国から帰って来たスパイ」

カレ「寒い国から帰って来たスパイ」
 早川書房から刊行されている「冒険・スパイ小説ハンドブック」の
「スパイ小説部門」で、第1位となった作品。
 確かにすぐれたスパイ小説と言う気はする。でも楽しめたかと言えば、
うーん。最後の最後までどうなるかわからない展開、ではあるかも
しれないが、結局、最後は想像していた通りだったし、最後に至る展開も
「さてみなさん、取りいだしたるこのカード、まず裏返しまして、
さらにひっくり返し、それを裏返して二回転、さらに裏返しますと、
さあ、表でしょうか裏でしょうか?」
 みたいな感じ?(^^;)(ファンには怒られそうだ)

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2007.09.13

「家日和」奥田英朗

「家日和」奥田英朗
軽くて良い。なんていうか、肯定的な所が。

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2007.08.25

「あの戦争は何だったのか」保坂正康

「あの戦争は何だったのか」保坂正康
「大人のための歴史教科書」と副題がある。新潮だし(新書)警戒?して
読んだのだが、とてもおもしろかった。比較的中立な立場で書いてあると思う。
 明治憲法下では、軍隊は天皇に統帥されているだけで、議会に対して
なんら説明責任すらない、という法的な原理?から始まって、大きな
歴史的流れが記述されている。陸軍と海軍の足の引っ張り合いや、
おろかさ、シベリア抑留のこと(ソビエトは分割統治できなかったので
変わりに多量の兵力を労働力としてかってに取った)など、(こちらが
無知なのだろうが)印象的だ。終戦後、結局アジアはヨーロッパの植民地に
なり、一部の日本兵たちが、民族独立運動の戦いの中に身を置いた、
なんていうのも知らなかったとはいえ、驚いた。図書館で借りたのだが、
一冊買って
おこうかな?

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2007.08.24

「ちょう」大島進一

「ちょう」大島進一
 お気に入りの図鑑がこれ。
「ちょう」 大島進一 福音館書店
 このページはようちゅうだが、たまご、ようちゅう、さなぎ、せいちゅう、と4つのパートになっていて、もちろん番号が統一されていて、1.ならカラスアゲハを追っていくこともできる。幼虫ばかりが並んでいるのも、美しい、と思うのだが、子供も妻も、うへっきもー、だとさ。

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2007.08.11

「国家の品格」藤原正彦

「国家の品格」藤原正彦
 常日頃、原典に当たる重要性を実感している。特にマスコミのいい加減な
(インタビューなどの)引用にはしょっちゅう怒り狂っている。図書館で
見かけて、面白そうと言うより、どこがどうダメか確かめたくて、
借りてみた。
 全く読む価値のない本だった。なにしろ、論理だけでは世界が破綻する、
と書いているくらいだから、しょうがないのだけれど、いやまったく
支離滅裂、なにが「画期的日本論」(帯)だ、まったく論の名に値しない。
ただし、たくさんの部分は独立してそれだけを見てみれば、その通りだ
と思わせることは書いてある。市場原理が猛威をふるっているが
とんでもないはなしだ、とか、小学生に英語を習わせるなんて
無意味だ。それより国語をしっかり学ばせろ、とか、書き出せば
きりがない。だが、そんな誰でもわかることを、ただ並べたって、
何の「論」にもならないし、エッセーにすらなっていない。

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2007.08.01

野鳥ハンディ図鑑

 僕の野鳥の図鑑はこの2冊だけ。何しろ500円ほどなのだ。安くて
うすいので持ち運びも便利。必要なら、今はネットでずいぶん
調べられる。そう言う意味では本当に良い時代だと思う。0781yatyou

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2007.06.06

あかりの木の魔法

あかりの木の魔法
こそあどの森のシリーズの新作。岡田淳は安心して読める。これもとてもよかった。

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2007.06.05

イギリス人はおかしい

イギリス人はおかしい
出張先で読んだ本の一冊がこれ。なかなか面白かった。

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2007.04.30

「 O.J.シンプソンはなぜ無罪になったか」四宮 啓

「<br />
 O.J.シンプソンはなぜ無罪になったか」四宮 啓
 シンプソン事件について,丁寧に解説してあるし,それを通じて,
アメリカ陪審制(刑事事件と民事事件の違い)についても、解説してあって
面白かった。印象的なのは日本のマスコミのだめさ加減だ。なぜろくに
取材もせずに「常套句と推測」を書いたりできるんだろう?

 個人的には,やっぱりアメリカは嫌いだが,その恥知らずなほどの
前向きさ,楽天的な進歩主義、などは評価せざるを得ないのかな。

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2007.04.12

あらすじで読む日本の名著 小川義男 (編)

あらすじで読む日本の名著 小川義男<br />
 (編)
 正直言って,これをブログで取り上げるにはすごーーく勇気がいる。
でも面白かったのだ。
 取り上げてあるのは以下の通り.

浮き雲 二葉亭四迷
金色夜叉 尾崎紅葉
五重塔 幸田露伴
たけくらべ 樋口一葉
高野聖 泉鏡花
不如帰 徳富蘆花
高瀬船 森鴎外
彼岸過迄 夏目漱石
蒲団 田山花袋
牛肉と馬鈴薯 国木田独歩
野菊の墓 伊藤左千夫
土 長塚節
友情 武者小路実篤
暗夜行路 志賀直哉
恩讐の彼方に 菊池寛
奉教人の死 芥川龍之介
女の一生 山本有三
蟹工船 小林多喜二
機械 横光利一
雪国 川端康成
春琴抄 谷崎潤一郎
黒い雨 井伏鱒二
風立ちぬ 堀辰雄
李陵 中島敦
斜陽 太宰治
放浪記 林芙美子
金閣寺 三島由紀夫
野火 大岡昇平

 まったく正直に言ってきちんと読んだことがあるのは,国語の教科書に載っていた、李陵だけだったのだ。恥ずかしい。最初のほうはともかく,漱石も鴎外も、雪国も、黒い雨も読んでないなあ。恥ずかしいが,これを読んでいるあなたはいくつ読んでいますか?
 面白いと思ったのが,最初の二つはともに未完だということ。漫画みたいじゃない? 創成期のものって、そういうものなのかもしれない。 

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2007.04.04

「不味い!」 小泉武夫

「不味い!」 小泉武夫
 かもしもん、じゃあなくて、、、、もやしもんの発酵と言えば
小泉武夫だ。
 シュール・ストレミングもホンオ・フェも出てくる。やっぱり
不味いのか,,,

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2007.03.24

世界の日本人ジョーク集

世界の日本人ジョーク集
 なかなか面白くて暇つぶしには最適。

 沈没する船から海に飛び込ませるために、
 イタリア人には「いい女がいる」
 日本人には「そういう規則になっています」

 みたいなのがたくさん。ジョークとか、あるいは警句とか、
よくできているものはある一面の真実が表されていて、好きだ。

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2007.03.14

クマムシ?! 鈴木忠

クマムシ?! 鈴木忠
気になっていたのをやっと読んだ。面白くてあっという間に読んでしまった。実物を見たい。

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2007.03.13

「図書館内乱」有川浩

「図書館内乱」有川浩
 図書館に行ったら「本の雑誌」「第1位」が目に飛び込んできて、面白いかなと思って借りてきた。
 学校図書館に入り浸る中高生のオタクのための本だった。(^^;)
 自衛隊ならぬ「図書館隊」という軍隊が「検閲」という悪と戦う。主人公というかヒロインはその新米隊員で、正義感に燃える単純で純真な女の子。あこがれのきびしい教官(上官)に鍛えられつつ、成長していく。
 設定がいかにもマンガチックで、類型的なのだが、なかなかよく取材(と言ったってこっちだってよく知ってるわけでもないが、、、)してあるのが読めて、面白いと言えば面白かった。
 

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2007.02.15

グーグル Google 佐々木俊尚

グーグル Google  佐々木俊尚
 読まなきゃと思っていたのを図書館で見かけて借りてきた。
面白かった。
 どうも、僕の根がマイナーなのだろう、グーグルニュースがマスコミを震撼させ、マイクロソフトに危機感を与える、と知るととすごい、と思う。そして「グーグル八分」「グーグルが神になる」あたりを読み、ニュースにも
なった、中国政府の検閲容認、米軍関係(だけ!)の航空写真の消去なんてのを読むと怒ってしまう。
 怒っても何も変わらないが、いろいろ考えることはできる。そのくらいしかできないし、たいして考えることもできないけれど。

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2007.02.10

「雀鬼五十番勝負」阿佐田哲也

「雀鬼五十番勝負」阿佐田哲也
 学生の頃はずいぶん麻雀を打った。週末だけでなく、時には平日まで、誘われることがあり、レポート書かなきゃいけないから2時間待ってくれなどと言って打ったこともあるくらいだ。賭けもしないで打つ仲間が数人いて、ノートに成績をつけるだけだったが、十分楽しめた。麻雀は賭けなくても、いや、賭けないからこそ十分に楽しめる優れたゲームだ。
 麻雀漫画はぜんぜん読むに値しないが「麻雀放浪記」(映画)はなかなか面白かった。
 これも面白いかな、と思ったが、ま、はっきり言って面白くなかった。麻雀の話じゃなくて、いかさま(積み込みやら、サインやら)の話なんだもん。
 そういえば、五味康祐の「麻雀の打ち方」だったか、あれは面白かったなあ。読み返したいが、どこへやっちゃったかなあ?

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2006.11.17

イン・ザ・プール 奥田英朗

イン・ザ・プール 奥田英朗

イン・ザ・プール 奥田英朗

 吾妻ひでおのうつうつ日記に爆笑物だと載っていたので、読んでみた。こちらに用意がないからなのか、爆笑は出来なかったけれど、まあ、面白かった。
 あやしい精神科医を狂言回しにして、プール中毒、メール中毒、などなど、、

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2006.10.20

「経済倫理学」竹内靖雄

「経済倫理学」竹内靖雄

 1989年初版、と、もう7年も前のか。古本屋で105円。
 経済倫理学なのか、倫理経済学なのか、経済的倫理学なのか、なんだか良くわからなくなる。
 序章 「希少性」の制約と倫理問題 が、この本の言っていることの全て、と言う感じはする。言われれば確かにそうなのだが、人が不公平だと感じるのは嫉妬の感情に過ぎない、と言う。
 僕だけじゃないだろうが、時に義憤にかられて、ニュースに怒り狂うことがある。そういう感情を自分では正義感から、と思っていたのだが、なんだよ、嫉妬だってか、、、確かにそうかもしれない。
 著者は、賄賂は誰も損してない、と言うが、いや、賄賂が横行すればコストが増大するから、やはり損しているとは思うけれど、、、


 特に10章の「生と死の経済倫理学」は、経済倫理学になってないように思える。思いこみ(人の命は地球より重い、など)を廃して考えよう、というのは良くわかる。当たり前だ。だが、それしか言ってなくて、考え方の1つの例すら示していないように読める。

 古いけど、一度読む価値はあったと思う。

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2006.08.26

夏木智 「誰が教育を殺したか?」

夏木智 「誰が教育を殺したか?」

夏木さんの新作、「誰が教育を殺したか?」
ご本人が「長年の考察を集大成」という、教育論。ほんとうに多くの人に読んで欲しいものだ。
 特に4章の「いますぐできること」は今すぐ読んで欲しいものだ。個人的には「「学校学」の研究期間を設けよ」は、ずっともやもやと感じていて言葉にできなかったことなので、感心したし、みんな早く気付いて初めてくれという感じだ。学校は教育以外のことをあまりにも多く取り込みすぎた。(取り込こまさせられた?)教育以外のことも大切だ。だが、教育とは区別して、(もちろん教育との関係も意識して)考えるべきなのだ。

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2006.08.22

宮部みゆき「理由」

宮部みゆき「理由」

宮部みゆきの傑作らしい。ノンフィクションのような文体というか、書き方がしてあって、面白かった。個人的にはこういうのは現代日本が舞台の日本人が書いたものより、翻訳物が何故か面白いと思うのだ。どうしてだろう?本を読むことが、現実逃避なのかな?

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2006.08.19

岡田淳「ぬまばあさんのうた」

岡田淳「ぬまばあさんのうた」

岡田淳の「こそあどの森の物語」の新作(と言っても今年1月か)をやっと読んだ。
いつものように楽しくうれしく読めた。

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2006.07.22

茂木大輔「オーケストラ空間・空想旅行」

茂木大輔「オーケストラ空間・空想旅行」

 狂喜乱舞しながら読んだ。面白かった。なによりおれは(って、すぐ影響を受ける(^^;))「ツルシマ交響楽団(宇宙の果てのオーケストラ)」でチャイコの5番を彼と協演?したのだ。あれは本当にほんとうに至福の時だった。

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2006.07.14

「ダ・ヴィンチ・コード」ダン・ブラウン

「ダ・ヴィンチ・コード」ダン・ブラウン

 図書館に行ったら、上下2冊並んで置いてあるんだもん、普段、ベストセラーとは無縁なのだけれど、借りずにいられなかった。
 面白かった。映画にしてくれ、っていう小説だなあ。読んでる間中、トム・ハンクスだっけ、テレビで見たのが頭から離れなかった。女優は誰だろう?こちらは知らないのでいろいろ?想像できて楽しかった。

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2006.04.19

茂木大輔「オーケストラ楽器別人間学」

茂木大輔「オーケストラ楽器別人間学」

 なんか、いまさら、と言う感じもしないでもないが、おもしろい!
 もしこれから読む人がいたら、次の有名人はどんな楽器を演奏するイメージか、あらかじめ考えてから読むともっと楽しめると思う。

 山崎勤(から始まってるというのが、また、面白い)、橋爪功、ユーミン、武田鉄矢、小泉今日子、ゴルゴ13、「美味しんぼ」の山岡士郎、西田敏行、タモリ、和田アキ子、三浦(山口)百恵、柄本明、星飛雄馬、ビートたけし、アン・シャーリー、「吾輩は猫である」の猫、浜田幸一、蛭子能収、車寅次郎、浦島太郎、西田ひかる、志村けん、筒井康隆、春風亭柳昇、みのもんた、細川俊之、土井たか子、春風亭小朝、水野美紀、藤原紀香、菊川怜、米倉涼子、鈴木京香、福田康夫、小泉純一郎(は表紙になってしまっている。それにしてもこいつ、長いなあ)田中真紀子、石原慎太郎、柳美里、松田聖子、イチロー、高橋尚子、西村雅彦、明石家さんま、アンパンマン、久本雅美、高倉健、秀吉、信長、家康、光秀、壇ふみと阿川佐和子、森尾由美と磯野貴理子と松井直美、とんねるずとその奥さん、笑点のメンバー(円楽も)、爆笑問題、三谷幸喜

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2006.02.03

岩城宏之「音の影」

 図書館に行ったら、岩城宏之のまだ読んでないのを見つけて借りてきた。いつものことだが、実に面白く読めた。繰り返しの話も多かったが、新しいのもいくつか。
 日本ではIDの曲が嫌いだ、というのにはびっくりした。IDって、あの人しかいないよねえ。そうか!名著「楽譜の風景」
に出てくる(昔の)新進作曲家Pって、誰だろう、とずっと気になっていたけれど、PってD+Iじゃないか!そうか、そうだったのか。うれしくなってしまった。otonokage.jpg

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2006.01.27

「マラソン」

 自閉症児が主人公の小説。あまり期待せずに読んだが、あまりにつまらないので取り上げることにした。なんだこりゃあらすじかと思ったよ。読もうと思えばあっという間に読める、内容がないからだ。それでも読んだ時間損した。marathon.jpg

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2005.11.07

「ストロング・メディスン」アーサー・ヘイリー

「ストロング・メディスン」は何度か読み返したが、今でも相当好きな小説だ。今でも書かれていることは少しも意味を失っていないと思う。最初の数十ページ、社内大会?の出来事はアメリカ、アメリカ人の本当によい面(率直なところ、前向きでユーモアのセンスのあるところ、と書いてしまうのはあまりに表面的だけれど)が典型的に表れていると思う。邦題が「強い薬」でなぜいけないのか、それだけが不満だ。strm.jpg

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2005.08.18

「だれかののぞむもの」岡田淳

 いつもみているあそびをせんとやさんのところで、こそあどのシリーズの新作が出たのを知って図書館にリクエスト、やっと読んだ。岡田淳はすなおでやさしく、変にあざといような所が全くなく、いつもうれしく読める。darekano.jpg

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2005.08.16

「死せる魂」イアン・ランキン

 少し時間のあるときに、軽い警察小説(って、そんなのあり得ないか)でも、と読んだ。ドーヴァーのようでもフロストのようでもなく、どっちかというと暗い小説だった。まあ、面白かった。ddsoul.jpg

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2005.07.24

「呉清源とその兄弟」桐山 桂一

 亡父は酒と囲碁が何よりの楽しみで、囲碁の方はアマチュア六段だった。どのくらいかというと日曜の昼ともなれば、かならずNHKトーナメントを居眠りしながら見ていて、ときどき画面に向かって「そんな手を打っちゃあいかん」と言うくらい。あるいは、トーナメントの前の囲碁講座の詰め碁、テレビに映っている30秒ほどの間に、僕が「当て込むの?」などと聞くと、ニヤッと笑って「違う」などと言うくらい。新聞に載った棋譜が2局残っている。

 呉清源は有名な碁打ち。僕が囲碁を知ったときには、もう打たなくなって久しかったが、名前だけは知っていた。そして、いまだにプロにまでその影響力があるんだからすごい棋士だ。
 その呉清源とその兄弟の足跡をたどると言う形で、20世紀の歴史の断面を描くという本だった。彼らが、激動の歴史の中を歩んだ、と言うのを実感させてくれて面白く読めた。goseigen.jpg

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2005.07.11

ハウルの動く城

 なんだかすっかり間が抜けてしまったが、
ハウルの動く城を読んだ。原作を先に読んだ人は一様に、原作の方がよい、というが、ぼくは映画もなかなかだと思う。映画の方は、ともかく、2時間近く、集中させてくれた。いろいろ感じるところはあるけれど、面白かった。原作はなんていうかなあ、こういうファンタジーにいまいち入り込めないところがあるんだよなあ。05711.jpg

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2005.06.03

山本周五郎「町奉行日記」

 暇つぶしの必要があってひさしぶりに山本周五郎を読んだ。若書きのはさすがに、類型的なところがあるのだが、ひさしぶりだったので面白かった。昔ずいぶん読んだのを思い出した。
 たいてい山本周五郎というと「義理人情」みたいな、古き良き日本を描いた、と言うように語られることが多いと思うのだが、けっしてそうではない。山本周五郎自身が「泣かせる小説なんて簡単だ」と言うように語っていたと記憶しているが、まさにそういうのを否定しているのが山本周五郎の本質だと思う。05531.JPG

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2005.03.22

本 「ガット・カフェ」鈴木秀美

 昨日のガット・カフェスペシャルで購入、嬉しく読了。
 今回はハイドン(リベラ・クラシカ)の解説?がメインか。
「ガット記念日」の感動が伝わってくる。自分もモダンにもガットを張りたくなった。05322.jpg

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2005.02.12

「チェンバロ・フォルテピアノ」渡邊順生

 何しろこの厚さなので、たいへんだったが、面白く読めた。特に前半、
自分が鍵盤楽器奏者だったら、楽器が欲しくなってしまうだろう、そうじゃ
なくて良かった。それでもクラヴィコード、自宅に置いて一月ほど遊んでみ
たい。チェンバロも一月くらいおいていろいろ調律して遊んでみたい。
 最後の方の演奏論?も面白かった。たしかに、最近の古楽演奏(といって
もごく一部の録音されたものしか知らないのだけれど)は、ワクワクするも
のが無いなあ。05212.jpg

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2005.01.28

「くらやみの速さはどれくらい」エリザベス・ムーン

 面白かった。アルジャーノンに似ている、と思う。僕が自閉症児の親で
あることが問題を複雑にしている。自閉症児(者)がこんなふうに考えな
い事は明らかだ。いかにもこんな風に考えそうだが。こんな風に考えるよ
うになったらもう、自閉症児ではない。だからこんな話は絶対に成り立た
ない。
 読み始めて、違和感がぬぐえなかった。「これは絵空事だ」。しばらく
して、気づいた、これはジャックロンドン、谷口ジローだ、動物小説のよ
うなものなのだ。どちらも、言葉で考えないし、考えられるようになった
ら、根本的に違うものになってしまう。でも感じていることを言葉に変え
れば(そんなことは不可能なのだが)こんな風なのに違いない。
 「アルジャーノンに花束を」を面白く読んだ人には、面白く読めると思
う。実はアルジャーノンも僕は若干の違和感があった。これにもある種、
違和感がある。自分が自閉症者の親だからなのかどうか、よくわからない。
これを読んで自閉症のことがわかったように思われるのがもっとも困る。
小説として楽しんで欲しい。

 結末のこと。
 小説の結末を書いてしまうことは不作法だ。不作法なことをしてはいけ
ない、と教わった。多くの人が、最後にある、解説やあとがきから読むと
聞いた。なぜ、あとがきから読むのだろうか。正常(ノーマル)な人のす
る事は理解できないが、それが普通のことなのだ。
 解説に「意外な結末というわけではない。」とあるが、結末は意外だっ
た。いくつかの想定した結末の中の一つだったが、可能性が低いと考えた
ものだった。「ハッピーエンドに見える結末」とあるが、ぼくにはハッ
ピーエンドかどうか、よくわからない。
「この結果の複雑さは、ちょっと例を見ない。」とあるが、いや、結果は
単純だ。複雑なのは、読者の胸に去来するもののことだ。だから、良い結
末、名作だと言えるのだろう。04527a.jpg

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2005.01.21

イギリス人は「理想」がお好き

 林望(「イギリスはおいしい」)が好きなもので、帯に「ホントにイギ
リスは「おいしい」のか?」なんて、書いてあるので引き寄せられてしまっ
た。
 面白かった。それほど意外なことが書いてあるわけではなくて、ま、そ
ういうこともあるだろうな、と、でも飽きずに面白く読めた。
 「黄昏のロンドンから」もずいぶんむかし、楽しく読んだなあ。イギリ
ス本は楽しい。05121.jpg

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2005.01.08

絵本の読み聞かせ(11ぴきのねこ)

 最近の次女のお気に入りは馬場のぼるの「11ぴきのねこ」のシリーズ
だ。6冊抱えてきて、人にいきなり寄りかかって(人間座椅子)読め、と
要求する。6冊読まないと気が済まないので、妻がすかさず「2冊交代ね」
と僕にも振る。長女もときどき読んでくれる。だいぶ覚えてきて、ひとり
ごと?で良く暗唱しているが、6冊ぐちゃぐちゃに混ざっている。
「あるあさ11ぴきのねこはかわへおさかなをつりにいきました。
 はーい、どろぬまー。ざっぶーん。みなさんまってくださーい、ころっ
けおねがいしまーす。」
 だいぶ、言葉がわかってきたのだろうか。そういえば、この間買い物帰
りのくるまのなかで
長女「○○ちゃん、なに買ったの?」
次女「えっとねー(と言って紙袋をのぞいて)がむとあめ」
 と言っていた。すごい!会話になってるぞ。
 年中紙にひらがなを羅列しているが、11ぴきのねこもだいぶ書いてる
ようだ。今、とうとう違う絵本もひとつひとつひらがなを拾って読んでい
る。

 読み聞かせ、と聞くと妻が、読み聞かせ信仰だいっきらい、と叫ぶ。ま
だ2歳のころ、自閉症とはわからず、言葉も出ない、と思っていたが、保
健婦やら、相談員やら、絵本でも読み聞かせろと言ったのだ。そう言う準
備(レディネス)ができてなければ、いくら読み聞かせたって、聞くはず
もないし、それで言葉が出れば苦労はない。ようやく、そう言う絵本を読
んでもらうのがうれしい発達段階(3歳?)になったんだろう。

 相変わらず、普段はシャツとパンツだが、この冬から少し服を着る時間
が長くなった。寒くなって、パジャマを着たりしているのを見て、それで
は食事の時だけは着るようにしつけたのだ。まだ何とか(食い意地に負け
て)ものを食べるときは服を着ている。薄いTシャツと短パンだけれど、こ
れも少しずつ進歩すると良いな。

05108.jpg

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2004.12.21

岩城宏之対談集

 岩城宏之対談集を実に久しぶりに読み返してみた。おもしろかった。
 対談というのは、ホストと読者が会?いればおもしろいのだ。
 ずいぶん古い物なのだが、いまもおもしろさが薄れていない。04z21.jpg

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2004.12.19

出張にはディック・フランシス今回は「連闘」

 出張にはディック・フランシスがあうのである。
 面白い!あまり頭を使わずにすむ。ハッピーエンドだ。元気が出る。男
のロマンスだ。(男のハーレクィーンロマンスなんじゃないか、と言うの
を聞いて、そうかあ、とある種納得してしまいました。)
 というわけで、今回は「連闘」期待を裏切らない出来だった。04z19.jpg

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2004.09.10

「数え方の辞典」

「数え方の辞典」購入。評判の良い新刊で、家に一冊あってもいいかなと思い購入し
た。
 これはこう数えるのかあ、と感心する物多数。ところどころコラムがあって、これ
がなかなか面白い。ウサギは1羽2羽、蝶は1頭2頭と数える、なんてのはわりと有
名だと思うのだけれど、この本の著者は明快で、それは慣習的な物で一匹二匹と数え
るのが普通、みたいに書いてある。なるほど。
 牛馬などを1頭2頭を数えるのはどうも英語の直訳らしい、知らなかった。

 残念なのは「数え方の辞典」なのに、日本語の数え方は0と言う発想がない、とい
うことが詳しく書いてないことだ。
 日本語には0と言う発想がない。だから生まれたとたんに1歳で正月が来たら2歳。
(数え年では正月で年を取るからね)次の正月が3歳だ。死んだ(1)ときから数え
て一周忌(2)次は3回忌と言うことになる。04910.JPG

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2004.09.01

「わるいやつら」「明日の王様」「OZ」、、、

 夏も終わりだ、何も考えなくていいような、軽い小説を読みたい、と思って
(今思うと何をかんがえていたんだか、、、)「わるいやつら」松本清張を
読み始めたのだが、なんていうか、じめじめしているというか、埃っぽいと
言うか、全然おもしろくない。(でも後半少し話が展開しておもしろくなって
きたかな、、)
 妻の友だちが貸してくれた、漫画一箱。
 久しぶりに読んだ「夢見る惑星」佐藤史生、はやっぱり、最高の漫画だ。
 「明日の王様」谷地恵美子が実におもしろかった。良くある設定だし、
パターンの展開なのだけれど、丁寧に書いてあるし、たのしめた。「ガラスの
仮面」ほどなんていうか、演歌(ともちょっとちがうか)でもないし、槇村
さとるほどあざとくもない。最近のハーレクインロマンスはあなどれない、
と言う話だが、こんな感じなのだろうか?問題は、すごい俳優、すごい演出、
すごい舞台が、「すごい」と書いてあるだけで、ぜんぜん絵から感じられない
ことか。
 「オズOZ」はいかにも古くさいのだけれど、良くまとまっている。
「To−y」は読んでいる最中はわりとおもしろいと思ってしまったが、
読み終わった今、もう二度と読み返すことはないだろうなあ。「ダーク
グリーン」は1巻で挫折した。「宇宙戦艦ヤマト」は初めて見た。とばし
読み。アニメも見てないし、見ることもないだろう。今市子は全部同じ顔
なんだもん、読むにはとてもエネルギーが必要だが、無い。04901.JPG

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2004.08.23

別冊日経サイエンス142「異説・定説 生命の起源と進化」

 なかなか本が読めないのだけれど、気になっていた
別冊サイエンス「異説・定説 生命の起源と進化」を読み終えた。
 なかなか面白かった。ホントに無知で、ミトコンドリア共生説だけ知っていて、
葉緑体のことは知らなかった。
 宇宙のガスを取り込んでいるC60が隕石衝突の証拠になると言うのも
知らなかったし、「現代思想にもっとも影響を与えたのがダーウィンだ」
なんてのもそういわれればなるほどなあ、という感じ。知らないことが
たくさんあるものです。04823.jpg

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2004.07.12

「郵便配達は二度ベルを鳴らす」ジェームズ・ケイン

 暇つぶしに古本屋で買ったのが「郵便配達は二度ベルを鳴らす」100円。
 どこかで聞いたような、と思ったら映画化されていて、過激なシーンが有名らしい。でもこれはなかなか優れた現代小説だと思う。面白かった。04712.jpg

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2004.06.15

G.P.

 PIPERSというのは吹奏楽小僧の雑誌なのだろうか?図書館から4月号を借りてきた。目当ては有田正広の「フルート音楽の「読み方」」という連載で、フルート奏者、リコーダー奏者は読むべきだ、と思っている。面白い。
 他の記事は読むべき物がないけれど、茂木大輔のは面白い。「楽隊用語の基礎知識」と題して、ガクタイ版「悪魔の辞典」という感じ。4月号では、「喜歌劇「こうもり」序曲」久石譲(ほんとか?)「主題」あたりは、大笑いした。(次の定期はブルックナーのロマンティックなのです。)笑えなくてもなるほど、は、たくさんあった。

 昔、6/14がGPか、、、GPって何の略だっけ、と聞かれて、えーと、ゲネラルパウゼ、、、と言って大笑いされたことがある。みんなにお休みされてしまう(^^;)

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2004.06.10

再読の楽しみ「楽譜の風景」

 中には「一度読んだ本は読まない」なんて人もたくさんいて、もしかしたらそういう人の方が多いのかもしれないけれど、再読は大きな楽しみだ。もう一度読めばほぼ必ず楽しめる本を読み返すのだし、前に読んだ時とはまた違った発見もほぼ必ずある。面白いかどうかわからない本を読むのは賭だ。それももちろんいいけれど。
 「人生は短い、だから二度読む暇はない」と言うかもしれないが、僕は「人生は短い。面白いとわかっている本は何度も読む」と言いたい。
 岩城宏之の「楽譜の風景」ももう、何度も何度も読み返しているのだけれど、面白い。なにしろホモのピアニストがくり返すフレーズの数まで覚えてしまった。新進(当時)作曲家Pって誰だろう?「春の祭典」の時の観客の拍手、楽団員の宴会?のことは何度読んでも胸が熱くなる。
 そうだ、臨時記号の話。シャープ、フラットの臨時記号は小節内有効というのは楽典の基礎だが、「バッハ以前から」というのは明らかに間違っている。バッハの時代まで、臨時記号の有効期限はその音だけ(同音反復などは後ろも)なのだ。岩城さん、岩波書店さんぜひ訂正してください。

 「棒振りのカフェテラス」も作曲家との対談(絶版?残念)も他のもみんな面白い。僕は岩城の音楽はあまりくわしくない(ごめんなさい)けれど彼の本は大ファンなのであります。
 

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2004.06.07

「黄金」ディック・フランシス

 ディック・フランシスはもう完全読破したと思っていたのに、まだ読んでいないらしいのを古本屋で見つけてしまった。300円。購入。楽しく読んでいる。
 みんな同じ様な題名なので、読んだか読んでないか、ぜんぜんわからん。読んでないのがあれば、それはそれで楽しみが増えるというもんだが。04607.jpg

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2004.03.27

「北京の小麦粉料理」

 今日のお昼は焼き餃子。今日はうまくいった。うまい。
 そう言えば、全てはこの本から始まったのだ。でも餃子(焼き、茹で)と、ワンタ ンくらいしか作ってないか、、、そういえば餅(ビン)も作ったな。次は酵母かな。
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2004.02.27

「化学意表をつかれる身近が疑問」読了

「化学意表をつかれる身近が疑問」日本化学会 ブルーバックス 読了。

 面白かった。知らないこともいろいろあった。

 内容ももちろん面白かったが、
子ども「家庭科の先生が、酸性食品より、アルカリ性食品の方が体に良いって言って たよ」
親「いかんなあ、そんないい加減なこと言っちゃあ。ちゃんと勉強して欲しいなあ」

 みたいなのが一度ならず出てくる。日本化学会は学校の先生というか、家庭科の先生が嫌いらしいね。笑ってしまった。(^^;)
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2004.02.03

ドーヴァー1

ドーヴァー1読了。最初、なぜこの本を読もうとしたか、思い出せなかったが、読み 始めたらすぐわかった。フロストだ。なかなか面白かった。39.gif

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